facebookで7days〜ブックカバーチャレンジ〜に参加し、今日で7日目を迎えました!好きな本の表紙を七日間紹介するというものですが、好きな本は実家にあるしなぁ〜と思っていたのですが、案外ありました(笑)本との出会いは終わらないし、これからも生きている限りは続きそうですね。
day 1:帰ってきたソクラテス(https://amzn.to/3dsc8Us)
哲学の入門書としてオススメされた池田晶子さんの作品。いくつかあるシリーズの中では一番好きなもので、かのソクラテスが現代の世の中に蘇ったら、どう考えるかが会話形式で書かれています。政治家・学者・評論家・福祉課の人・元左翼の人・人権保護団体・キリストからブッダまで(他にも著名な”偉い”人がたくさん)登場して、尊厳死から性教育まで正解のない問いについて語り合う。語り口が痛快な名著。
day 2:ティファニーで朝食を(https://amzn.to/2zvdO0L)
オードリー・ヘップバーン主演の映画はあまりに有名ですね。原作があることを実は大人になるまで知らなかったのですが、読んでみて、映画のイメージとはまた違う魅力があり、自立した女性を描いた走りだったのかしら?なんて思ったり。子どもの時にしか感じられない感動もあるけど、大人になって分かるようになることも沢山あって、どっちも大切な気持ち。
day 3:ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ(https://amzn.to/2YP3WK3)
オタク文化をこよなく愛するイタリア人・ミンゴが東京で暮らし始める・・・
day 4:水曜の朝、午前三時(https://amzn.to/2YRhsg3)
以前もブログでも書評『#03 本レビュー:「水曜の朝、午前三時」』を書いたので、割愛しますが・・・歴史に”もしも”は無いにしても、”下さなかった決断”の行く末を考えてしまうのは人間の性。「有り得たかもしれない人生」がテーマ。恋愛小説をいう枠に収まりきらない一冊。
day 5:トットの欠落帖(https://amzn.to/2WhVkKj)
こちらもレビュー『#17 本レビュー:「トットの欠落帖」』書いてます。夜寝る前にちょっと読み進めたくなるし、読んでるうちに自分のことがとっても愛おしくなるはず?!
day 6:サードカルチャーキッズ(https://amzn.to/3duIGgL)
私にとって静かな衝撃を与えた一冊。ずーっっっとモヤモヤしていたものが晴れていくような、あの感覚。まだ忘れられません。私たちのように、生まれ育った故郷とルーツがっ違う子供達は、ロールモデルが少ないし、誰もわかってくれないと心のどこかで思っています。そんな気持ちに、長年喉の奥でくすぶっていたものにやっと名前がついた感覚というか・・・ああ、私が心の拠り所にしていたのはこれか!と教えてくれた一冊。心の拠り所は、日本でもドイツでもなく、私の中にのみ存在する「サードカルチャー」。アイデンティティーに関する本。
[http://erinawataya.com/2016/05/31/onigiri/]
day 7:翻訳できない世界のことば(https://amzn.to/2YOISU3)
2年前のTOKYO FMの企画でパーソナリティーが一冊ずつオススメの本を選んだことがあるのですが、その時にも選んでいます。いろんな国の感性に満ちた言葉たちと出会える、絵旅本。今、行けないからこそ、余計イマジネーションは膨らむかもしれませんね。
私のお気に入りは・・・イヌイット語の「IKTSUARPOK」(意味:だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。)
誰か来るとわかっていてもそわそわして仕方ないですが、こういう楽しみに思う気持ちに言葉があるだなんて!!他にはペルシア語やアラビア語もロマンチックでとっても好きです^^