昨年、ドイツの国立大学卒業後に負う借金は最高10000ユーロ(約133万円)で皆さんにご紹介した通り、私は日本国籍でありながらドイツの税金で賄っている奨学金制度を使って、母からの仕送り無しで悠々自適な学生生活を送りました。
昨年、返済催促の通達が来たので、今年の初めに予定通り一括返済をしました。ローン返済(無利子)だと合計10860ユーロのところ、一括で返すと約8500ユーロ。更に成績が上位30%に食い込めば更に元本から30%の値引きがあります、というところまでご報告しておりました。
一部免除の申請をしたら無事通りました!ちゃんと過払い分が私の口座に返ってきましたよ。私が最終的に支払った額は7600ユーロなので、3260ユーロ得したことになります。私の財テクでは5年の間にこれだけの利益を出すのは難しいので、一括返済を選んだのですが、有難いなあという気持ちで使わせてもらったお金を気持ちよく返せて、借金もゼロになって晴れやかな気分です。
大学生になるまでのフィルタリングが不平等であると教育格差が問題になっていますが、それでも、大学生にこれだけ手厚いサービスを国籍に関係なく※提供してるのは凄いと思います。4年間もの間、特に節約することなく、大学で学び、留学し、学位を得るのに必要な自己負担額がたったの7600ユーロ(92万円)って相当安いと思います。90万円って国立大学の二年分の学費くらいですよね?
ふと思ったのですが・・・EUではBrexitが起こるかもしれないという前代未聞の事件や難民問題があり、ドイツが受け得る影響は大きいでしょうし、大学で学ぶ人間も年々増えているとなると、ひょっとしたら最後の恩恵を受けた世代なのかもしれませんね?
※留学生や大学からドイツに来ている方の扱いは別です。ドイツの高校を卒業していて、且つ両親がドイツで生活をしていることが条件。
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