#28 コロナ共存時代における美容院訪問記

今日は更新が少し遅くなってしまいました。今日も深夜放送ON THE PLANETにお付き合いいただきまして、ありがとうございました^^

さて、今日は美容院に行ってきただけなのに、随分と大げさなタイトルにしてしまいました。ただ、それくらい、様々な考えが頭の中をよぎったので記録として残して置こうと思った次第です。

目次

このご時世で美容院に行くのは必要なのか?不要不急ではあるまいか?

意見がはっきりと分かれるところではないでしょうか。正直、私自身も行かなくても済むのなら行かなくて良いと思っています。なにせ、混み合わない時間に15分程度とはいえ、電車に乗らなければなりませんし、美容師さんとの距離はかなり近い。リスクはあるからです。しかも、生き延びるのには必要ない。

がしかし、人前に出る仕事をしていること、また、そう遠くないうちに延期になっていたお仕事が始まる可能性が高いので準備はしておきたい・・・これらを天秤にかけて、今回はどちらかと言うと「必要」と判断しました。

 

どんな対策をしているのだろうか?

いつもお世話になっている品川のF.PARADEさんは、一ヶ月間の休業期間を経て、LINEやInstagramで営業再開のお知らせ、またそれに伴う我々客側に対する「お願い」を発信していました。とても丁寧に多くの人が疑問に思うであろうことに対する答えがコンパクトにまとめてあり、細心の注意を払ってケアをします!というメッセージはとても誠実でした。

個人的に一番懸念していたことは、美容師さんたちの安全性です。今までは客側はノーマスクだったので、それは危険なのでは?と心配していたのですが、休業中に様々な特訓を重ね、マスクをしたままでもシャンプー・カット・カラー・パーマ・ブロー全てしてくださることに!

お顔の半分以上が隠れてしまうので雰囲気を掴んだりするのも難しいし、マスクのゴム部分なんて本音を言えば邪魔だと思うのですが、そこは器用に対処。

しかも、シャンプーをすれば濡れてしまうし、カラーをすれば汚れてしまうマスク。ちゃんと一人一枚替えも用意してくれていました。

 

美容室ってエッセンシャルなんじゃないかしら・・・?

換気の為にドアを解放しているからか、まるでオープンエア。良い風が入ってきて気持ちがいい!良い香りのシャンプーで洗ってもらって、整えてもらって、カラーして・・・ものすごく心がリフレッシュしていることを感じている自分がいました。こうした余計なことを考えない時間が久しぶりだったのかもしれません。

心も頭もスッキリするだけではなく、なにより気持ちがウキウキします。ああ、この感じ、良いなぁ〜・・・。

ここで、またふと村上祐資さんの言葉を思い出すんです。極地では一番不要だと思われていたもの(玉ねぎの皮)の部分が実は重要だったりするというお話。また、見た目は自分のアイデンティティーにも深く関わってくると思うので、気になる度合いによっては(個人差がかなりありますが)、心のケアとしても必要なケースもあるのではないか、そんなことを考えていたのです。生活の彩って必要だもの。

 

美容室の在り方も大きく変わるんだろうなぁ・・・

お店の対策に納得をした上で訪れるお客さんたち。いつもよりは空いていたので、数はしっかり管理しつつも、回転はしていて、そこにお店に対するお客さんの信頼を強く感じました。みんな、不安です。みんな、先のことなんてわかりません。それでも、あのお店は同じ目線で考えてくれている、という信頼。

もちろん個々で様子見できる場合は、それがベターです。ただ、この事態が収束して不安が解消されるのは、まだまだ先であることは明らかなので、何かアクションを起こしていかないといけない時期であることもまた事実。それなら、1日でも早く、検証した方が有意義なのではないか、そういうことなのではないかと思うのです。状況に合わせながら、人々のニーズに寄り添うサービスにより進化するのでは?

・・・ラジオにも似てる?!(笑)

 

結論・気になったこと

賛否あると思いますが、結論として行って良かったです。お店の中で不安を感じるようなところもなく、とってもリラックスできましたし、新しい髪型も気に入っています。今後はお店並みの仕上がりになるセルフカラーのキットなんかを出してくれたら良いなぁ〜・・・なんて思っていますよ(笑)

それよりも気になったのは、街の中です。

ここ最近は徒歩(自転車)圏内で生活をしていて、電車やバスの利用は必要最低限に抑えていることもあり、ちょっと過敏なのだろうという自覚はあるのですが・・・「前の人との距離、これくらいかな・・・」とゆったりめに並んでいると(悪意はなく、また無自覚だと思います)横入りされるわ、追い抜かされるわ・・・ソーシャルディスタンシングってもう過去の遺物なんですか?と思ってしまうくらい・・・。温度差を感じました。

日々通勤したり、電車に乗ってらっしゃる方からすれば、いつもこんな感じで感染もしてないから大丈夫、という経験値があると思うのですが、私にはそれが今ありません。だから、とても気になるし、憤りすら感じてしまうのです。こうした温度差が社会に亀裂を生んでしまうのかもしれない、と少し心配をしています。平常心平常心。焦って良いことなんてないですからね。

今後も検温や、無理をせず体力を温存することなど、気持ちを引き締めながら、巣篭もり生活を楽しみます♪

 

 

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この記事を書いた人

ドイツ生まれ・育ちのラジオパーソナリティー ・マルチリンガルMC ・通訳。27歳で日本に移住。現在TOKYO FM・JFN・NHK Eテレ(「旅するためのドイツ語」)にレギュラー出演中。

今までに勉強した言語は、日本語・ドイツ語・英語・ラテン語・フランス語・スペイン語・韓国語・中国語の8ヶ国語。

ペンギン・猫・映画 ・DIY・どら焼きが好き。

FM BIRD所属。

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