「総理通訳の外国語勉強法」をアレンジ:1分間の引き出し作り

言語

twitterで先日話題にした、中川浩一さんの「総理通訳の外国語勉強法」に畏れ多くも大変共感したのでレビュー(?)を書いてみました。素直に実践すれば確実に上達する勉強法が惜しみなく書かれているので、最近英語の勉強が行き詰まっているなぁと感じている方にもおすすめです。

この記事では、中川さんが推奨する勉強法と、私自身が編み出してきたメソッドを組み合わせてみました。

完成形をイメトレをする

第二章 外国語習得のエッセンス

④自分が外国人と話しているかこいい姿をイメージしましょう。語学の勉強に踏み出せないとき、勉強に行き詰まったときの突破口になります。

具体的に何をクリアしたら”目標達成”なのかを明確にする。当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、語学に関しては「英語を話せるようになりたい」など、目標がふんわりとしていることが多いのです。

どんな人と、どんな話を、どんなシチュエーションでしたいですか?

例えば、海外旅行で現地の人が営むお店で雑談を交えながら買い物ができるようになりたい人、海外の取引先と英語でタフな交渉ができるようになりたい人、或いはTOEICで800点超えを目指している人とでは、必要なボキャブラリーも変わってきますよね?

ぜひ、イメトレをしてみてください。日本語で良いので、できるだけ細かく思い描くのが、上達の近道!

※ちなみに、この記事はTOEICなどの試験対策には向いていません。試験は「本来の実力」を試験というストレスフルな状況でも出し切るかにかかってくるので、自分の勝ちパターンを見つけるのが最重要です。こちらの方が参考になるかもしれません。

【英語】初TOEIC985点〜参考書&勉強法〜
前回の投稿「【メモ】私が英語をやる理由とTOEIC受験」で宣言した通り、先月TOEICを受けて参りました。お陰様で友人からも良いアドバイスを得られ、予想を遥かに上回る点数を取ることができました。(ついで感が否めませんが(笑)通訳案内士も無事

話すことを先に決めてしまう

第三章 「ネイティブ脳」より「日本語脳」

○「日本語ファースト」。まず、日本語で話す内容を考え、それから外国語に「置き換え」ましょう

どんな人と、どんな話をしているのか、しっかりイメトレができてきたら、今度は台本を書いてしまいます。架空の会話にはなりますが、こんな感じで話しかけて・・・こんな返事が来たら、こんなリアクションをしよう・・・と具体的に文章に落とし込んでいくことによって、伝えたい情報が整理されてきます。

これの何が良いかと言うと・・・「失敗体験あるある」のひとつが『自分の言ったことが伝わらなかった』だと思うのですが、口述試験対策をしてきた経験から言えるのは、話したい内容が定まっていないから伝わらないことがほとんどで、ボキャブラリー・発音・文法の問題ではないことが多いんです。

「1分間の引き出し」をたくさん作る

第三章 「ネイティブ脳」より「日本語脳」

○外国語の「題材」はあなたの意思で探しましょう

第四章 「インプット」より「アウトプット」

○「受け身」のインプットだけでは外国語学習はつまらない

受け身でいると、相手からどんなボールが飛んでくるのか分かりません。ましてや、それに対して自分の意見を持っているのか、それをその言語で伝えることができるのか、自信がない・・・。日本語でも無理!って話題が振られてしまったら・・・(汗)

そこで、おすすめしたいのが、自分から話題を振ってしまおう作戦。この話題なら数分間話せると思えば、会話の主導権を握ることができます。

初心者であればあるほど「会話の主導権を握る」ことが重要なので、まずは1分間チャレンジ!ここでは、自己紹介というトピックで1分間の引き出しの作り方の例を書いてみました。ここでも全て日本語で考えてから、外国語に置き換えていく方法が良いと思います。また、時間に関しては、わかりやすさから1分間としていますが、30秒から始めてもOK!

自己紹介
>名前・出身地・家族構成
>仕事
>趣味(好きなもの)

まずは、これで1分間。これができたら・・・ひとつの項目で1分間話せるように中身を練っていきます。

名前
>由来
>漢字の意味
>どんな願いが込められているのか
>あだなの話
出身地
>どんな場所なのか
>美味しいもの・旬のもの
>おすすめの観光スポット
>行くなら何月(季節)がおすすめなのか
家族構成
>何人家族なのか
>パートナーはどんな人なのか
(出会ったキッカケ)
>或いはパートナー募集中?
>どんな両親なのか
>ペットはいるのか
>犬派?猫派?
仕事
>どんな仕事なのか
>自分の具体的な役割について
>いつからその仕事に就いているのか
>どんなところが好きなのか
>現在の課題点
>今後の展望
趣味・好きなもの
>その趣味に出会ったキッカケ
>費やしている時間(あるいはお金?)
>もっと趣味の時間が欲しいかどうか
>その趣味によって生活がどんな風に豊かになったのか
>もし、相手がその趣味に興味を持ってくれたらどうするか

etc…

仮に1分間話せるトピックが10個集まれば、(計算上ですが)10分は話せることになります。これってすごいことなんですよ!!!短い時間であっても、言葉が通じた時の喜びは何にも代え難いですし、なにより成功体験を重ねることができるので、ぜひ「1分間の引き出し」作りにチャレンジしてみてください。

この中でも「趣味・好きなこと・関心のあること」は、好きなことがあればあるほど、可能性は無限大。引き出しを増やしやすいだけではなく、一番興味を持ってもらえる領域でもあります。それが、中川さんがおっしゃっている「自己発信ノート」に通じるものがあるのではないかと思います。

第五章 外国語習得の具体的メソッド
①いつでも話せる「自己発信ノート」を作る

結局、母国語で話せないことは外国語でも話せない

外国語脳を鍛えた方が良いという説もありますが(母国語にどうしても訳せない単語を理解するにはある程度必要だとは思います)、大人になってから学習する場合、母国語をベースとして、外国語A・外国語B・外国語Cへの効率的なアクセスを構築していく方がより深い学習ができるように感じています。そして、それには大量のアウトプットが必要不可欠です。

母国語を使えば、思考も発想も自由。制限がない中で伝えたいことをじっくり考えてから、自分のレベルに合わせてトリミングして、必要な単語や文法を覚えていった方がモチベーションも維持しやすいく、効率も良いのではないでしょうか。そして、学びたいことだけを学べるなんて、大人の特権なんじゃないかとも思うのです。

中川氏ご本人による紹介記事

総理大臣の通訳直伝! 外国語学習は「アウトプット」を徹底すべし(中川 浩一)
24歳からアラビア語を学び始め、総理大臣の通訳まで務めた中川浩一氏の新刊・『総理通訳の外国語勉強法』から、外国語学習にあたっての基本的な考え方をご紹介します。重要なのは、外国語で話したい内容を決めてから日本語の文章を「置き換え」るというプロセスでした。

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