7月15日~16日、「富士山に登る」という、今年叶えたい夢のひとつを叶えることができました!それもお仕事で。なんて素敵な巡り合わせなのでしょう♫
コスモ アースコンシャスアクト クリーンキャンペーンとは
コスモ石油さんとTOKYO FM及びJFN加盟38局がパートナーシップを結び、地球環境の保護と保全のために「アースコンシャス~地球を愛し、感じるこころ」をテーマに、クリーンキャンペーンをはじめ、クロノスにも「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのタカラモノ」という番組コーナーもあり、野口健さんをお迎えしたトークセッションなど、多岐にわたる活動が行われています。モットーは『より自分らしくあるために、楽しみながら、地球にも自分にも優しい暮らしを選んでいこう』
コスモ アースコンシャスアクト クリーンキャンペーン in Mt. FUJI
コスモ アースコンシャスアクト クリーンキャンペーン in Mt. FUJIは、2001年より実施されているクリーンキャンペーンの中でもシンボル的なイベントです。富士山の麓で野口健さんをお迎えして、まずは勉強会に始まり、共に富士山の樹海の清掃活動に励み、翌日には富士山の原生林をエコトレッキングします。
富士山の素晴らしい(そして、多分意外な!)部分と、主に環境意識がそれほど高くなかった時代の負の遺産とも言える不法投棄による、まるでゴミ集積所のような部分・・・野口さんの言葉を借りると「A面とB面」の両方を知ることが大切です。
ビフォー・アフターを見ていただくとわかりやすいのですが・・・10年間活動を続けてくださった皆さんのお陰で超大型廃棄物はほとんど残っていません。ただ小さなガラスの破片や、くたくたになった缶や金属、もはや形をとどめていないプラスチックゴミなど・・・掘れば掘るほど出てきます。捨てる時は一瞬でも仕分けるのに何倍もの時間がかかってしまうのがゴミなんですよね・・・。かなり暑い日だったので適宜休憩を入れながら・・・全部で9105リットルのゴミを回収しました!
野口健さんによるトークセッション
ところで。今回は、初めての試みとして野口健さんによるトークセッションが屋外で行われました。7月19日のクロノスWIZでもお話しましたが、香りに関するお話がとても印象的だったので紹介します。
「生きて帰るには、人は未練がないと
冷静な判断ができなくなるからダメなんです」
若き日の野口さんが、もう一人の登山家の方とエベレストの山頂まであと300mという寸での所で悪天候に見舞われてしまい、強行決行するか、下山するか迷った時の話だそうです。
相手の方は「俺は行く!」と決心したのに対し、野口さんは死神さんの手(ご常連だそうですよ。笑)がちらちら見える中、どうしたものかと迷っていて・・・その時に、ふと、当時おつきあいしていた女性が登山前に野口さんに渡した香水の瓶の存在を思い出したそうなんです。
そして、その香りを嗅いだ瞬間に、「帰りたい!下山する!」と本能的に決めたそうなんです。結果的に山頂を目指した方は一命をとりとめたものの、指の切断などを余儀なくされたとか・・・。
追い詰められてしまうと「滅びゆく美」に陶酔してしまう。そして、登山家である以上は登りたいわけですから、登るという選択を安易にしてしまいがち。でも、未練がないと先に進めない。
「未練」という言葉は、未熟で、執着する理由もないのに諦めが悪い・・・どちらかというとネガティブなイメージが先行していると思います。世間でも悔いのないように生きようと声高々に言いますよね。でも、悔いのない人生と、未練がある=やり残したことがある人生は矛盾しないという健さんのお話は、目から鱗なのでした。ああ、私も”未練”を持ち続けながら一生懸命生きよう。
外部リンクなど
コスモ石油さんのプレスリリースはこちらから。
コスモアースコンシャスアクトのFacebookページも毎日更新しています。
コメント