独学で筆記試験に合格!今年の合格率は24.7%
平成27年度通訳案内士試験の一次試験に合格しました。先日の口述試験も終わり、あとは2016年2月10日に総合結果が出るのを待つだけとなりました。
今年の総受験者数は12,168人。その内ドイツ語受験者は117人。これは全10ヶ国語中、タイ語、ポルトガル語、イタリア語に次いで4番目に少ないです。一次試験合格者は29人なので、合格率は24.7%。今年から試験が少し簡単になるという触れ込みだったにも関わらず、合格率だけ見てみると去年は32.1%と7.4ポイント低いのがやや気になりますね。因みに、去年の口述試験の合格率は75%なので、二次試験の方が断然受かりやすいということが言えます。
参照リンク:
平成26年度 受験者数及び合格者数
マークシートは鉛筆で受けるのが確かに正しい
私にとっては日本に来て初めての試験でした。しかも、国家試験。マークシート式というものも実は初体験だったのですが、「鉛筆かシャープペンシルを持っていかなくてはならない」ということ以外はあまりよく分かっておらず、いつも使っているペン(ボールペンとシャープペンシルが一体になったもの)だけを持って行きました。ところが、他の受験者の方々はシャープペンシルではなく、鉛筆を3〜5本は持ってきているのです。確かに、0.5mmのシャープペンシル一本だけでは塗り潰すのに時間がかかっているような気がしますね(笑)次に試験を受けることがあれば、必ず鉛筆を持っていこうと思います。
筆記試験対策
(ドイツの)日本人小学校に通っていたとは言え、そこから日本史も地理も何もやっていないのであまりに無知でした。過去問もさっぱり分からず、どのように勉強したらいいのかも分からなかったのですが、まずは暗記量が多そうな歴史から始めました。必要最低限の知識を身につけるのに役に立った参考書をこちらの記事「通訳案内士、筆記試験対策に役立った参考書」で紹介しています。
日本史:
超速!最新日本史(原始から大政奉還)
地理:
書き込み式地図ドリル
過去問:
通訳ガイド地理・歴史・一般常識 過去問解説 平成27年度問題収録
口述試験対策
日本の事象を英語で説明してある資料は比較的豊富にありますが、ドイツ語の資料はそれほど多くはありません。であるならば、自分で作ってしまおうと思い立ち、気の向くままにですが簡単な文章を紹介しています。
こちらの本も参考にしました。コンパクトにまとまっているので、2分のプレゼンテーションに必要な量も掴みやすいかと思います。
通訳案内史、第二次口述試験に向けて(1)
黙っているよりはマシ!でも何て言おう・・・?という時に。
通訳案内史、第二次口述試験に向けて(2)
日本酒、焼酎、富士山について。
通訳案内史、第二次口述試験に向けて(3)
東京スカイツリーについて。
通訳案内士、第二次口述試験に向けて(4)
富岡製糸場、浅草、和食(無形文化遺産)、富士山、京都、日本庭園、明治維新、東大寺と大仏、日光東照宮について。
通訳案内士、第二次口述試験レポ
二次試験の詳細レポです。逐次通訳の出題文(+拙訳)、プレゼンテーションテーマ、質問事項など。私は「小京都」についてお話しました。
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