リクエストが多かったので第二弾書いてみました。
多様な意味を持つ『doch』
ドイツ語特有の単語、doch。辞書を引くと実に色んな意味が出てきて戸惑いますよね。ざっと英訳するだけでもこれだけの意味があります。
but
yet
however
but still
except
nevertheless
though
after all
anyway
all the same
大抵の場合「でも」「しかし」「と言うものの」「一方で」などと訳せば通じると思います。
『doch』は何でも打ち消す
一番ややこしいのは心態詞(Modalpartikeln)という役割を果たしている時だと思います。こちらから投げかけた質問に対して「Doch!」と返された場合、果たしてそれはYESなのかNOなのか、聞くに聞けない・・・そんな経験をお持ちではありませんか?(笑)
法則として言えることは、dochは前文を打ち消す言葉であるということ。否定を否定すると肯定になるので少しややこしいですが・・・
例文
「Hast du kein Hunger?」
『Doch! 』
「お腹空いていないの?」
『(そんなことないよ)空いているよ!』
「Ich kann doch nicht auf meinem Handy Twitter installieren, oder wie? 」
『Doch, das geht!』
「結局携帯からはツイッター出来ないってこと?」
『(そんなことないよ)できるよ!』
「Du kommst doch mit, oder?」
『Heute doch nicht.』
「一緒に来るでしょう?」
『いや、やっぱりやめておくわ。』
「Kommst du doch nicht?」
『Leider nicht… Ah, warte, doch, doch!』
「今日やっぱり来ないの?」
『うん…。あ、違う、やっぱ行ける!』
「Das ist doch nicht dein Ernst… 」
『Doch!!』
「え、嘘でしょ・・・」
『(そんなことないよ)本当だって!』
相手の言葉であろうが、自分の言葉だろうが、直前の文を打ち消す言葉だと覚えれば分かりやすいのではないかと思います。^^
第一弾はこちら
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