日本語でも眠れない時には羊を数える文化がありますが・・・近年、実はそれは英語で言わなくてはそれほど効果がないのでは?なんていう説もありますね。ドイツ語でも羊さんを数える文化はあります。Schäfchen zählen(シェーフヒェン ツェーレン)と言います。
改めてちょっと調べてみたのですが・・・FOCUSの記事によると・・・
・医学的には効果があるとも、ないとも言い切れない
・羊を数えるのは単純作業であり、余計なことを考えない為である
・集中できない場合はもう少し複雑な数学の問題などに取り組むと良い
・なるべく羊を具体的に想像しながら数えるのが好ましい
・こうした方法に頼るよりも生活習慣を見直すこと
元も子もないことが書いてあります(笑)
私が知っている数え方は、羊さんのいる草原を具体的に想像して(生い茂った緑・・・もこもこの羊の群・・・柵・・・柵は白で・・・など)、柵を飛び越えた羊を数えるというもの。これは単純に数えやすいからだそうですが、そもそも羊って柵を飛び越えるのでしょうか?(笑)やってみた限りでは、エリナ草原の羊たちは動いてくれませんでした(笑)確かに、ただ羊を数えているとわからなくなりそうですが・・・・
また、どこかで聞きかじった「Sheep」という音にこそ誘眠作用があるらしいという噂が根拠のあるものであるならば、Schäfchenのシュという音は似てないこともないので、羊を数える効果があるという記事がヒットするのではないか?という憶測をしてみたのですが、どうも、ドイツ語圏ではそのような見解は一般的ではないようです。
羊を数える前に生活習慣を正した方がよく眠れる、というのは正論なのかも・・・(笑)
余談ですが、羊が鳴くという意味で使う動詞は「blöken」。鳴き声は「bääh」。
「メェー」よりも「ベェー」の方が近いです。「メェー」はヤギの鳴き声で若干羊よりもピッチを高くして真似するとそれっぽくなります(笑)興味ある方はこんなものも以前書いているので是非。
http://erinawataya.com/2015/07/21/animal-voices/