朝、偶然見たカスタードプリンがこの世で一番美味しいものに見えてしまい・・・今日はプリンを作るぞ!と心に決めて、夜な夜な作っておりました。おかげで結局ブログを更新するのがこの時間に(笑)今日はドイツのプリンの話にします。
プリン=Puddingではない!
念のため、wadoku.deで「カスタードプリン」を検索してみたが、案の定「Vanillepudding(ヴァニラ・プディング)」という結果が出た。これはちょっと(私とってはかなり)違う。ドイツ語が指す「Vanillepudding」は、カスタードクリームをもう少しだけ硬くしたもの、デザートで近いものを例えるなら・・・焼いていないクレーム・ブリュレや、クレーマ・カタラーナが近いだろうか。いずれにせよ、もう少しテクスチャーが柔らかいものであることが多い。一般的にデンプン(コーンスターチなど)を使ってかためたもののことを言い、それにフルーツや生クリームをトッピングして食べる。
調べてみると、プディングと呼ばれるスイーツは多岐に渡るのだ。チョコレートプディング(日本のコンビニだったらチョコレートムースなんて名前が付きそう)もあれば、ライスプディング、ヨークシャー・プディングみたいな料理もある・・・。定義ってあるのだろうか・・・。
日本のカスタードプリンはなんと言うのか?
今でこそ一瞬でレシピを検索もできるが、私が中学生くらいまでは本や人から教えてもらったレシピが情報源だった。友達の家や、レストラン、旅先で食べたことがなければ、カスタードプリンという食べ物自体がそれほどメジャーなものでもなかったように思う。
なぜそう感じていたかというと、旅行好きで、外食も大好きな家に生まれた親友が、母の作ったプリンを大絶賛したからだ。そこでイラスト付きでレシピを書いて渡したら、向こうのお母さんにものすごく喜ばれ、彼女の友人や同僚にもリクエストされ・・・合計で何枚描いただろう?(コピーもできたけど、手描きでカラーのほうがなんとなく嬉しいでしょう?)それくらい、カスタードプリンの作り方は、知られていなかった。
前置きが長くなったが、カスタードプリンって・・・ドイツ語でなんと言えば伝わるのか、私は知らなかった。それで親友にも一緒に調べてもらい、多分これじゃないかと辿り着いたのが「Crème caramel」だった。
Crème caramelなのか、Flanなのか
ところが、今日調べてみたらところ、ドイツ語版Wikipediaによれば「Flan」というらしい。Flanはスペイン・ポルトガル・南米など主にスペイン語圏で使われている表現で、フランス語ではCrème caramelとも言う、といった感じにおまけ程度に記載だった。
Googleの画像検索を使って調べてみた限り、少なくとも見た目に関しては絶対的な違いはなさそうだったが、なんとなく感じたのは、Flanの方が大きい。大きい器でドンと作って、切り分けるスタイル。Crème caramelの方が個別で作られている写真が若干多かったので、日本のカスタードプリンを表現するのは「Crème caramel」がやっぱり一番近いのではないかという結論に至った次第である。
「Crème caramel」は女性名詞。「Flan」は男性名詞。これはCrèmeが女性名詞だから。Flanはスペイン語でもel flanと男性名詞。ドイツ語の外来語の性別に関して、こんな記事も書いていました。
http://erinawataya.com/2015/11/20/post-415/
ちなみに・・・調べているうちに思い出したのだが、14歳の夏、メキシコの伯父を訪ねた時に、スペイン語の先生の奥さんが作ってくれたFlanはライムピールが入っていて、とっても爽やかだった。その時に牛乳の10%くらいの生クリームと、卵黄を一個エキストラで加えるとコクが出て美味しいのよ♪なんてアドバイスをもらったのだった。
そして、未だにスペイン語は大して話せないのに、その時どうやって会話していたのか全く思い出せない。英語だったのだろうか。よくあるけど、えりぃの七不思議のひとつ。
よし、下から見た限りは、この上なくプリンだぞ🍮(๑>◡<๑)♡
あ、ブログ書かなくちゃー!(笑) pic.twitter.com/g4xlMKQdZS
— 綿谷エリナ (@ellina0817) April 26, 2020