【ドイツ語】geradeとjetztの微妙な違い

geradeもjetztのいずれも「今」という意味で使われるのですが、どのように使い分けているのか例文を交えて比べて見ます。私の感覚で言うと・・・

⑴ geradeの方がやや過去にベクトルが向いている
⑵ jetztの方がやや未来にベクトルが向いている

と思っています。またgeradeの方が動作のタイムスパンが短くて、完結した様子を表すことも多いような・・・。jetztの方が伸縮性が高いというか、状態を表すこともできるというか。

 

例文:

Er ist gerade gegangen! -(彼は)今さっき行ってしまったよ!

Eben gerade habe ich Peter gesehen. -つい今さっきペーターを見たよ。

Jetzt geh ich einkaufen. -今から買い物に行く。

Jetzt bist du dran. -(まさしく今)君の番だよ。

Jetzt ist sie schon weg. -(もう)彼女はいない。

Jetzt werde ich einen Kuchen essen. -今からケーキを食べる。

 

そして、geradeは、werdenを使った未来系と一緒には使えない。Gerade werde ich einen Kuchen essen.とは言わない。まだケーキ食べてないし、完結もしてない。逆にGerade wollte ich einen Kuchen essen.なら「つい今しがたケーキを食べようとしていた」だから、こちらは「食べようとしていた」動作は完結しているからOK。

geradeとjetztの違い、私はこんな感じで捉えていますが、皆さんどう思います?

 

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この記事を書いた人

ドイツ生まれ・育ちのラジオパーソナリティー ・マルチリンガルMC ・通訳。27歳で日本に移住。現在TOKYO FM・JFN・NHK Eテレ(「旅するためのドイツ語」)にレギュラー出演中。

今までに勉強した言語は、日本語・ドイツ語・英語・ラテン語・フランス語・スペイン語・韓国語・中国語の8ヶ国語。

ペンギン・猫・映画 ・DIY・どら焼きが好き。

FM BIRD所属。

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