前回の投稿「【メモ】私が英語をやる理由とTOEIC受験」で宣言した通り、先月TOEICを受けて参りました。お陰様で友人からも良いアドバイスを得られ、予想を遥かに上回る点数を取ることができました。(ついで感が否めませんが(笑)通訳案内士も無事合格しました!)
そのことをfacebookで報告したところ、嬉し恥ずしながら「どんな参考書を使ったの?」「どんな風に勉強したの?」と数名からお問い合わせを頂いたので、おこがましい限りですが、私が実際に使った参考書とその使用感をまとめておきます。
受けてみて、結果が出て、ホッとしつつちょっと喜んで、一息ついて。「で、江利菜ちゃんはどこ目指してくの?言語マスターみたいになってるけど。」と友達に投げかけられた疑問。それに関しては別記事でまとめていきます。大事なことなので。それも極めて大事なことなので。
なんにせよ、参考書選びのお役に立てれば嬉しいです!
スタート時点でのレベル
私の場合、過去に文法問題を全くやり込んでいないので、短文穴埋め問題はとても苦手です。その代わりに長文読解とリスニングは得意です。一番初めに解いた模試の予想スコアはL495点・R315点で810点。リーディングの内訳は、Part5は正解率を6割未満、Part6は7割未満、Part7は8割以上9割未満。
自分に合った時間配分が最重要
どんな試験でも見直しの時間を10分〜15分はどうしても取りたいので、制限時間を75分ではなく、60分に設定して練習しました。(それ以上だと集中力が続かなかったのもあります。笑)結果として、短文穴埋め問題は焦らず丁寧に読みながら解き(30分)、逆に長文問題はやや余裕のある流れ作業(30分〜35分)がベストであることが分かりました。
ちなみに、初めて練習問題を解いた時は、Part5&6で45分(+2,3分?)かかり、Part7が25分でギリギリ終わりました(笑)でも、点数配分をみると長文問題は短い時間でも比較的取りこぼしが少ないので、文法問題に割く時間を短くさせれば(本番で)見直しの時間が生まれるぞ、と分かったのです。
つまり、参考書に書かれていることを鵜呑みせず、流れを掴み、自分にとってベストな時間配分をみつけることが、このテストで最大限の結果を出す肝なのだと思います。
使用した参考書
そもそも自分のレベルが分からないので、まずはレベルチェックから入ろうと思い、ヒロ前田さんの「究極の模試600問」を購入しました。その他に友人に貸してもらった3冊を使用。
1)オススメ度★★★★★
2)オススメ度★★☆☆☆
3)オススメ度★★★☆☆
4)オススメ度★★★★★
勉強の流れと順番(期間は7週間)
究極の模試 ①(一回目リスニング・リーディング+答え合わせ)
↓
究極の模試 ①(解答読み込み)
↓
究極の模試 ②(一回目リーディングのみ+答え合わせ)
↓
究極の模試 ②(解答読み込み)
↓
[完全改訂版]TOEICテスト直前の技術(Part 5&6のみ+知らない単語拾い)
↓
究極の模試 ①(二回目リーディングのみ+答え合わせ)
↓
[完全改訂版]TOEICテスト直前の技術(Part 5&6のみ+知らない単語拾い)
英語学習アプリ(電車の中でぽちぽち)
時々新聞記事を英語で読む
↓
はじめて受ける新TOEICテストパーフェクト攻略(Part 5+文法解説)
↓
究極の模試 ②(二回目リーディングのみ+答え合わせ)
究極の模試 ③(二回目Part 5&6のみ+答え合わせ)
↓
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉①(リーディングパートのみ)
↓
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉②(リーディングパートのみ)
↓
<当日朝>究極の模試 ③(リスニングパート 聞き取れるかチェック)
それぞれの使用感
価格 2808円
自分の弱点をみつけやすい参考書。
初めての参考書にも適している。
主にこれをやりました。模試が三回分付いていること(=コスパが良い)、そして、解説が分かりやすいのが購入の決め手でした。
良かった点:
解答ページの「弱点問題タイプ診断」が特に秀逸で、リーディングパートの問題ひとつひとつで何を問われているのかが一覧で分かるようになっています。間違えた問題をマーキングしていくと自分の間違いの傾向が掴めるように構成されていて、TOEIC未経験の私でもこの一冊だけで自分の弱点をかなり正確に把握できました。そして、それは非常に意味のある分析でした。私は文法そのものよりもイディオム・コロケーションに弱いことがわかりました。
また、問題ひとつひとつの難易度が示されているので、例えば、間違えた問題が難易度がかなり高めであれば、それほど気に留めずに続けました。逆に難易度がかなり低いのにも関わらず間違えていた場合は必ず復習するようにしました。小手先の技術も散りばめられているので、初心者には有用な情報です。(例:長文問題では✳︎や注釈にヒントがある。)
解答・解説が模試1回分毎に別冊になっていて、しかも、解説と一緒に問題の英文もすべて掲載されているので答え合わせと復習が楽だったのも良かったです。
価格 2376円
即効性重視している参考書。
スキマ時間にインプットしたい時に使いやすい。
良かった点:
すぐに使えそうなテクニックが多いのと、コラムのような英語豆知識も分かりやすくて良かったです。忙しい人でも「いつでも、どこでも、思い立った時にすぐ」できる工夫がなされているな、と感じました。
イマイチな点:
(お借りしたものとは言え)お値段がちょっと高い。そして、TOEIC600点を目指している人向けなので少し物足りなかったです。また、インプット用なので流れを掴んだり、自己分析には向いていないです。
価格 (改訂版)1836円
文法解説に力を入れている参考書。
良かった点:
(多分)中高生向きなので、TOEICが好む文法の解説にかなりのページ数を割いています。お陰で「究極の模試」で簡単なはずなのに間違えていて、しかも、その理由が(解説がないが故に)結局よく分からなかったものをフォローしてもらえました。
受けた英語教育が違うからか、究極の模試で難易度が低い(=間違える人が少ない)問題で引っかかっていることが割合的に多かったのです。
イマイチな点:
レイアウトがちょっと読みづらい。でも、改訂版ではきっと改善されていると思います。
価格 3024円
やっぱり安心する公式問題集。
ある程度練習してから着手するべき一冊。
良かった点:
友人のお兄さんからお借りしたのですが、対策はこれ一冊でされていたそうです。私は試験直前に仕上げのつもりで取り組みました。リーディングパートのみ、制限時間55分。紙質も含めて本物に一番近いと思います。内容は実際の試験よりも少し難しめな気がします。
イマイチな点:
解答欄が初心者にはやや不親切です。製本含め使い込み易さで言えば「究極の模試」に一票。でも、最終チェック用としては合った方がベターなので、買わずとも借りれたら良いですね。
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