【メモ】私が英語をやる理由とTOEIC受験

本当に必要?英語コンプレックスが強すぎるのでは?

日本に住み始めてからは多くの人から英語至上主義と言うか、英語コンプレックスを強く感じています。これは一体どこからくるのでしょう?

極端なことを言うと、言語はツールでしかないので、そのスキルが幸せに直結するわけでもないし、使う場所や機会がなければ宝の持ち腐れでしかないし、人生が劇的に変わる直接的要因にもなりません。必要ならお金でサービスを買う方法だってあるはずです。

言語習得を否定しているのではなくて、「英語さえできれば・・・」という妄想に駆られているのだとすれば、それはとても不幸だと言いたいのです。語学センスがあったとしても、です。それに、実体験から言っても、前向きな気持ちで取り組まないと語学は伸びないものです。

帰国子女ブランドとの葛藤

また、不思議なことに「海外で生まれ育った人は英語ができる」というふわっとした思い込みが一般的に広まっていて、私も非英語圏育ちなのに「ドイツ語が出来るんだったら英語もいけるでしょ」と言われます。それを私は便宜的に「帰国子女ブランド」と呼んでいますが、それに胡座をかいているなあとは常々感じています。そして、それが想像以上にストレスになっているのだな、ということも分かってきました。

何故ならば、英語も堪能と都合よく勘違いしてもらっていても、実際の英語力はさして高くもないし、会話こそ(英文法的に間違いをしていても通じるため)問題ないものの語彙力は全くもって足りていないし、表現の幅も狭いからです。それを自分では認識しているから、「英語も堪能な自分」を演じるのが嫌になってきたのです。もしくは、自分がどの程度のレベルなのか測ったことがないので、「周りの思い込みと実力との間にどれくらいの乖離があるのかが分からない宙ぶらりんの状態」が嫌になってきた、という方が正確かもしれません。

TOEICもTOEFLも受けたことがありません。正直受けるのが怖いというのもありました。要するに英語から逃げながら今まで生きてきたのです。しかし、通訳案内士の一次試験に合格したことで意識が少し変わっていることに気が付きました。

言語というツールと程よい距離感を取れそうな気がしてきた

というのも、不思議なのですが、無理ゲーだと思っていた筆記試験もやればなんとかなるという自信と、語学に対する執着がなくなったとまではいかずとも、かなり薄れたように思うのです。資格=実力ではないですし、何が変わるわけではないですが、気持ちの整理にはなったと思います。できることから、ひとつずつ。だから、受けて良かったなと思っています。

そして、「次は英語もやってみるか」という気持ちが自然と湧いてきました。勘違いしてもらっている内に実力をつけてしまえば良いのだから、一度勉強してみよう、と。試験などがあるとモチベーションを維持しやすいので目標を次のように設定しました。

目標:TOEIC840点以上取る!

英語の通訳案内士の一次試験免除の対象が「英検一級もしくはTOEIC840点以上」なので、2016年度の願書提出(6月中旬)までにTOEICで840点以上取る!随分と高めの目標設定ですが、やれるだけやってみます。それが大事。

目標を定めたのは良いのですが、現在悩みが二つあります。

1)TOEICの試験を3月と4月の両方に受けるか否か

何故悩むかというと、3月に受けた試験の結果がわかるのが4月の試験を受け終わってからになるからです。前回の結果も分からなければ、ウィークポイントも何も分からないまま二回目を受けても、「慣れ」以外のメリットはないのでは・・・?という懸念です。参考書代なども含めるとそれなりのお金がかかるので考えてしまいます。うーん。かと言って、ワンチャンスも少し不安・・・。(それより前に受けられる試験はありません)

2)適した参考書が分からない

善は急げだと思い、早速TOEICの参考書や問題集を買うべく大好きな丸善さんに行ってきたのですが・・・英語に関する書籍が想像以上に、それこそ腐る程あって(笑)、どれが良いのか全然分からず、お手上げでした。。。数冊手に取って眺めてみるだけで一時間半が過ぎ、タイムオーバー。帰ってからネットリサーチをしたのですが、そっちも膨大に情報があって悲鳴をあげつつ、Amazonでも評価の高い本に目星を付けて、もう一度本屋に行き、確認。未だに一冊も購入していません(笑)そもそも自分の立ち位置がわからないし、ドイツ語が分かる分、ウィークポイントも違うのかなぁ?とか考慮し始めると収拾がつかない。

とりあえず、基準としたのは

  • 比較的新しい本であること
  • TOEICの専門家が著者であること
  • そもそも高望みしているのだから「目指せ860点・900点」系の本であること
  • 見やすい・使いやすい本であること

今現在気になっているのは・・・

公式の問題集よりも解説が細かくて、三回分の模試が付いているとか。ふむふむ。すごく分厚くて大きいのがちょっとネックですが、どれも大きいですよね、問題集って。まずはどれくらい解けるのかやってみる必要はあるので、これは必須でしょうか?

 

特急シリーズは手軽に隙間時間に勉強できそうだなぁ〜と思い、シリーズで数冊気になっています。全部立ち読みをして、問題をいくつか解いてみて感じたのですが、正解はなんとなく分かっても(そして結構当たってる)、根拠を説明できない!

「文法特急」は私にはありがたい解説がたくさん。知らなかったことが沢山書いてありました。「900点突破 Part 5&6」は問題がえぐいです。でも、面白い。「出る単特急 金のフレーズ」も悪くない。全部使いこなせそうにないし、本のお金もバカにならないし!

 

「新TOEICテスト 文法問題 でる1000問」すごく分かりやすいレイアウトであるのと、何より情報が最新なのが良い。でも、ちょっとボリュームたっぷりすぎるかなぁ。そこまで投資してもやるのか?!と考えてみると半分もできなさそうな気も・・・。

まずは模試からでしょうかね・・・。買い足すのはいくらでもできるので。ひとまず着手します!アドバイス・ご意見も大歓迎です!

 

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この記事を書いた人

ドイツ生まれ・育ちのラジオパーソナリティー ・マルチリンガルMC ・通訳。27歳で日本に移住。現在TOKYO FM・JFN・NHK Eテレ(「旅するためのドイツ語」)にレギュラー出演中。

今までに勉強した言語は、日本語・ドイツ語・英語・ラテン語・フランス語・スペイン語・韓国語・中国語の8ヶ国語。

ペンギン・猫・映画 ・DIY・どら焼きが好き。

FM BIRD所属。

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