#27 ”das A und O” ”物事の本質”はなぜAとOなのか?英語とも比較してみた。【ドイツ語基本|表現・慣用句】

ドイツ語

今日は私の好きなドイツ語ネタシリーズにします。由来を知ると面白くなるのが慣用句。

das A und O sein

ドイツ人の会話の中で「Das ist das A und O!(ダス イストゥ ダス アー ウントゥ オー!)」という表現がたびたび出てくるのを聞いたことがある方、多いのではないでしょうか?

意味は「これが最重要!」「要チェック!」「基本中の基本!」「ここがポイント!」といった感じで非常によく使います。これを知らずして他を語らずべからず、というか、他は極論忘れても良いけど、これだけは覚えててね!というニュアンスもあります。

英語で言うと

「meat and potatoes」

「the essential thing」

「the be-all and end-all」

この辺りがよく使われると思います。なんとなく、これは想像できないこともないですよね。お肉とジャガイモ(主食)さえあれば確かに生きていけますし、物事の一番重要なことという意味の表現としても理解できます。(日本語だったら米と漬物みたいな組み合わせなのかしら。)

それにしても、不思議じゃありませんか?なぜ、ドイツ語はAとOなのか?Aはまだ始まりの文字だとして・・・Oってなんとも中途半端・・・。Zじゃないの?と思いませんか?

ヒントは・・・聖書にも出てくるくらい古い表現であるということ!

ギリシャ語が登場

実は、これ、ギリシャ語のアルファベットの順番が大きく関係しています。Aはアルファ、Oはオメガ。ギリシャ語においては、オメガが24番目、すなわち最後の文字!

スイスの時計メーカーが非常に有名ですが、オメガという文字自体も「完成された・完成した・完璧な・究極の」という意味を持っているので、そこから社名がつけられたとか。

そうした背景から「もっとも重要なこと」「物事の本質」という意味の慣用句になったようです。

そういえば、a&oという(ユース)ホステルチェーンの存在を思い出しました。これは「エッセンシャルなサービスを提供する」「必要最低限」「無駄を省き価格も抑えた」という意味で付けているんだと思います。

「von A bis Z」も存在する

ちなみに・・・「AからZまで」という慣用句もあります。これは文字通りそのままで「初めから終わりまで」「なにからなにまで」と言う意味になります。英語だと「from A to izzards」なんて表現もありますが、これは昔一部地域でZのことをそう呼んでいたことに由来するのだそうです。今ではこの文脈以外では聞いたことがないので、多分、人名以外では使っていないと思います。

日本語の「あいうえお」も「あ」が始まりの音ですし、大陸が違っても「あ」ってちょっと特別なんですね、きっと。

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