使うシチュエーションによって「なんなんだ、こいつは!」と思う言葉ベスト3に入りそうなのが「doch」とか「schon」。でも、分かればすごく簡単なんですよ。
否定的な表現とは限らないのがDOCHの面白いところ
接続詞としてのdochは「しかしながら」という意味を持っているので、否定的・ネガティブなニュアンスを持っていると思いがちなのですが、別にそうとは限らないのです。
先述の発言を否定しているだけ
例えば、ドイツ人の友人とランチの約束をしていて、その友人に「じゃぁ、お寿司はどう?」と提案をしたとしましょう。
Was hältst du von Sushi?
Hmmmm… Mir wäre Udon lieber.
ところが「うどんの方が良いな」と言われてしまいます。次に、あなたは「ひょっとしてお寿司は苦手なのかな?」と思い、こう尋ねます。
Isst du nicht so gerne Sushi?
すると
Doch, schon! (Generell esse ich schon gerne Sushi), Aber heute mal nicht.
という答えが返ってきたとしたら・・・「いやいや!(基本的には好きなんだけど、)今日はなんとなく違う気分なんだ。」という意味になります。
「いや、そんなことないよ!」という意味
全然否定的ではないですよね。単純に「Isst du NICHT so gerne Sushi?」のnichtを否定して、お寿司を肯定しています。
もうひとつ、例をあげると・・・
少しお洒落をして出かける準備をしているのに、着る服がなかなか決まらず、つい「これじゃダサいよね・・・」と相談したとします。
Ich finde dieses Kleid nicht so schön.
Wieso? Das steht dir doch gut!
(どうして(そう思うの)?(いや、そんなことないよ)あなたに似合ってるよ!)
こんな風にも使えます。
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