【ドイツ語】分かるようで分からない単語たち(gerade)

 

このブログにいらっしゃる方の何割かは、どうやらドイツ語の名脇役的存在の、気になる単語たちのニュアンスがよく分からないなぁと思ってらっしゃる方が多いようなので、ピックアップしてみました。

知ってるはずなのに、しっくりこない:GERADE

geradeは、その代表格とも言えるでしょう。

押さえておくべきポイントは、geradeがそのままの形で形容詞であり、副詞である点。形容詞として使われている間はそれほど迷うこともないと思います。基本的には「まっすぐな」という意味だと捉えておけば大丈夫です。

問題は副詞として使われる時です。以前「geradeとjetztの微妙な違い」で書いたように、時制要素が強い時もまだ分かりやすいです。「今まさに」「丁度」と覚えておけば大概は理解できます。意味がよくわからなくなってくるのは、nochやnichtなどと組み合わさった時だと思います。

gerade noch(「ギリギリ」という意味も。)

geradeには、様々な意味がありますが、「ぎりぎり」という意味も加えてみてください。そうすると上記のgerade nochも「ぎりぎりまだ」→「辛うじて・どうにか」と繋がりやすくはないでしょうか?

Gerade noch geschafft! という表現があるのですが、これは「ぎりぎり(時間的に)間に合った!」という意味でもあり、また「ぎりぎり(能力的に)出来た!」という意味もあります。いずれにしても、「丁度なんとか、ギリギリすれすれでOKだった」ということなのです。

gerade nicht (やんわりと言いたい時に使う)

Er verdient gerade nicht viel.(彼は必ずしも稼ぎが良いわけではない。)

恐らくこんな感じの訳が一般的だと思うのですが、実際には「彼は稼ぎが少ない」ということを言いたいわけです。でも、そうはっきりと言うのは憚れるから、「まぁ、多いとは言えないよね」と遠回しに言いたい時に使う表現なのです。だから、gerade nichtの後に来る単語の対義語こそが伝えたいメッセージだと思えば理解しやすいのではないでしょうか。

今日はこの辺で。

 

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この記事を書いた人

ドイツ生まれ・育ちのラジオパーソナリティー ・マルチリンガルMC ・通訳。27歳で日本に移住。現在TOKYO FM・JFN・NHK Eテレ(「旅するためのドイツ語」)にレギュラー出演中。

今までに勉強した言語は、日本語・ドイツ語・英語・ラテン語・フランス語・スペイン語・韓国語・中国語の8ヶ国語。

ペンギン・猫・映画 ・DIY・どら焼きが好き。

FM BIRD所属。

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