うちのシェアハウスで恒例(になりつつある?)クリスマスパーティーをしました。料理が好きな住人が多いことが幸いし、今年も豪華な食事のラインナップでした。もちろん全て手作り!
- 丸鶏のローストキチン
- パエリア
- アヒージョ
- ミートパイ
- サラダ
- いちごのタルト
- シュトーレン
- ライ麦パン
珍しく写真も載せちゃいます。ふふふ。
今日はドイツの年末について、つらつら書きます。
一ヶ月前からクリスマスを楽しむ
「もぉ〜い〜くつね〜ると〜♪」ではないですが、11月末から約一ヶ月の時間をかけて、心も頭もクリスマスの準備をします。例えば、クリスマスマーケットもそのひとつです。大体ファーストアドベントの一週間前から始まります。誰もがお気に入りのクリスマスマーケットのがひとつやふたつあって、いつものお店で決まったものを食べたり飲んだりします。(そういう意味では、ドイツ人は定番・ルーチン・お決まりが好きな人が多いのかもしれません。)私も生まれ故郷のクリスマスマーケットで親友と食い倒れを毎年毎年やっていました。そうやって、あぁ、クリスマスだなぁと感じるのです。
シュトーレンは熟成させてから食べる
最近人気のシュトーレンですが、4週間以上は熟成させてから、薄くスライスして、ちびちび食べるのがドイツ流です。作りたても美味しいですが、ドライフルーツやラムレーズンとナッツが馴染んでしっとりしてきてからの方が香りも良いです。自作された方は騙されたと思って、アルミホイルに包んでもう少し寝かせてみてください。また、ドイツではマジパンが入ったものの方が一般的です。
このシーズニングを使って作ったのですが、お手軽で美味しくできます!さっぱり軽めなので、マジパンを練り込んだら更に本格的になるかも!?
クッキーは鍋で保管(笑)
大きいタッパーや缶があれば良いのですが、昔は鍋で保管するのが普通だったそうです(ドイツで一緒に住んでいたお姉さん談)。空気が乾燥しているからというのもあるのでしょうけど、一月なら全然痛むこともありません。これも家族イベントのひとつとなっている家庭が多く、12月に会う友達とはクッキー交換をするのが前提になっていることもしばしば。お母さん・おばあちゃん自慢のクッキーも絶対あります。私の母はVanillekipferlが上手です。私はZimtsterneがお気に入り。
ドイツのクリスマス
24日は祝日ではありませんが、大体どのお店も午前中で閉まります。そして、25日26日は大抵どこもお休みです。なので、24日の閉店間際のスーパーマーケットの混み具合は凄まじく、毎年「次こそは前もって準備しよう」と心に決めるのですが・・・。
クリスマスの祝日は2日間あるから、die Weihnachten(複数)
12月25日と26日の両日がクリスマスです。だから、ドイツ語でクリスマスのことをdie Weihnachtenと言います。複数形でしか存在しないからなんですね。日本の三が日と少し似ていて、25日は母方の家へ、26日は父方の家へ、とはしごするご家庭もいるそうです。なんとなくですが、おじいちゃん・おばあちゃん(もしくは高齢の両親)に顔を見せる為に地元に帰るという人も多いようです。そういう意味でも日本のお正月と似てるなぁ・・・と感じています。お正月ほど厳かではないですが。
ショートケーキを食べる習慣はありません
日本のクリスマスは、いちごのショートケーキ(或いは似ているもの?)を食べているイメージなのですが、それはサンタクロースの色と似ているからなのでしょうか?いちごの値段がこの時期になると一気に跳ね上がるのに驚きました。ドイツ人はそもそもショートケーキという類のケーキをあまり食べないのですが、クリスマスの定番デザートはなんだろう?と考えてみて・・・思い付いたのがバニラアイスのベリーソース添え、ティラミス、アッフェルシュトゥルーデル(バニラアイス添え)の三つ。全体的にアイスクリーム(と生クリーム)が好きなような気がします(笑)
大晦日は友達と過ごす
絶対的に家族イベントであるクリスマスに対して、大晦日から元旦にかけては友達と過ごすのが一般的です。持ち寄り形式のホームパーティーをする人、外でカウントダウンイベントに参加する人など過ごし方は色々ですが、家族内でも世代毎にばらばらで過ごすことが多いです。我が家も別行動が多いです。
大晦日といえば花火!
これ、ご存知の方も多いですが、本当に花火を打ち上げまくります。というか、この日だけは許可なく好きなだけあげても良いのです。(逆に言えば、それ以外で打ち上げ花火をする時は許可を取らないといけません。)道を歩いているとネズミハナビや爆竹などがいたる所で発火するので、余所見してると危ないです。冗談ではなくて。ベルリンの年明けは賑やかですよ。
クリスマスがクリスマスに感じないのが寂しいのかもしれません
良い悪いというわけではないのですが、クリスマスがクリスマスじゃない東京の雰囲気にはまだ慣れないです。毎年家族や友達とやっていた定番行事が訪れないことに心が慣れていないだけなのかもしれません。
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